【マンガレビュー】宇宙兄弟 名言 11巻(つづき)

月 本/映画レビュー

宇宙兄弟11巻の名言つづきです。

指導教官のビンスと飲みに行くことになった六太。

車で移動中にビンスから、彼にとっての宇宙飛行士の敵は誰かという話を聞きます。それに対しての六太の答えです。

俺の敵は、だいたい俺です。
自分の”宇宙へ行きたい”っていう夢をさんざん邪魔して、
足を引っ張り続けたのは、結局俺でした。
他に敵はいません。

はい、きたコレ。

そうなんですよね、誰かではないんです。自分で自分に限界を決めたり、行動を制限させるんです。

『どうせ』とか『自分なんか』とか言っちゃうやつです。

まわりの挑戦したことのない人は、挑戦している人に対して、『どうせ無理でしょ』とかいうんです。

そういうのが人ひとりの意見とかじゃないんです、社会全体の空気みたいなものがあるように思えます。

何かはじめようとおもったら、応援されるよりダメ出しがとんでくる。

否定することに慣れているひとが多い気がします。だから否定している方が正しい風に感じる。

大きなことに挑戦するって、2、3日で結果が出るようなことじゃないし未来が見えないから、ひとは迷う。

必ず報われるわけでもないと思う。けれど次の名言に繋がるんですが、本気で挑戦すればそれは誰よりも前に進んでいるんです

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ビンスとコンペのサポート役ピコと3人で飲んでいるときに、ピコが六太の失敗に対する姿勢についてビンスに説明しようとします。

そのときに六太が失敗についての考えを伝えます。

本気でやった場合に限るよ。本気の失敗には価値がある。

はいコレ。

失敗が一切ないなんてこの世にはない。なにより新しいことに挑戦する場合知らないことだらけだから失敗なんてあって当然です。

でもその失敗が本気で取り組んでいないものだったら?

本気で取り組んでいなければ、そこから学びはないでしょう。

本気だからこそ、そこから次はどうしたらうまくいくか?改善点はなにか?って頭使うんです。

その場合の失敗は、後退ではなく前進です。

私も、思い出すと「ぎゃーやめてやめて!」と声に出して思い出をかき消そうとするほど恥ずかしいこといっぱいやって来ました。笑

その時は一生懸命なにかを打開しようとしていたんですが、後から振り返ると黒歴史。笑

でもそこからいろいろ学んでいると思います。(と信じたい)

失敗したくないです。そりゃもう、避けられるなら避けたい。うまくやりたい。

だけどそうならないから、「じゃぁ、次はどうする」って常に考えていきたいです。

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大切な友人を亡くして、ビンスとピコは心に決めます。

僕はもう決めたんだ。
迷ってる暇なんてない…!人生は短いんだ…!(ビンス)

ああ…そうだ…!
テンションの上がらねえことに…パワー使ってる場合じゃねえ…!(ピコ)

マジコレほんとそう。

人生…短いです。宇宙の時の流れからしたら瞬く間に過ぎて消えてしまう流れ星みたいなものです。

だからこそ、テンション上がらないことに関わらない。

これ、私は気づくのがすごく遅かったです。

まわりの人や環境に振り回されて、自分の意志とか存在がうっすかったんです。

人の目をすごく気にしてきました。それで周囲も自分たちの思惑通りに私を動かすことに満足感を得ていたようでした。

自分たちの思惑通りに私をコントロールしたからって、その人達は私の人生に責任を持ってくれるわけでもないのに!!

人なんか関係なかった。それに気づいてからは心が軽くなりました。

それまでは、苦しくて苦しくてしょうがなかった。

まだまだ振り回されてしまうくせが抜けないときはあります。でも気づいたから。

自分がどうしたいか、パワーの使い所ちゃんと考えます!

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